グリチルリチン酸ジカリウム
構成成分
グリチルリチン酸ジカリウム
スキンケアで最も重要なアプローチである抗炎症・抗アレルギー作用、さらにバリア機能を強化する作用がある成分です。
グリチルリチン酸は甘草の根に僅かに含まれるトリテルペン配糖体で、甘草の有効性の中心となる成分です。これにカリウムを付加して水溶性を高めたのがグリチルリチン酸ジカリウムです。
紫外線によって誘導される炎症因子の産生を抑制する作用や、痛みやかゆみなどのアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出に関与するヒアルロニダーゼの活性化を抑制する効果を発揮します。
ピックアップ解説
グリチルリチン酸ジカリウム
成分の素が抽出できる「甘草」は古くから世界的に生薬として利用されてきました。現在も甘味料から注射薬まで、幅広く活躍している植物です。
グリチルリチン酸も甘味成分であり、そこに他の成分を加えてはいますが、肌への刺激が少ないのが特徴です。
ひとこと解説
グリチルリチン酸ジカリウム
抗炎症作用のあるグリチルリチン酸ジカリウムは、ニキビ予防、赤ニキビ、赤く残ったニキビ跡に効果があります。
「抗炎症作用」という名称の通り、炎症や赤みを抑えることに特化しているので、炎症を鎮める、予防するといった使い方を意識することが大切です。
ですので、既に出来てしまった赤ニキビに対して使用する考え方も間違ってはいませんが、予防という観点から含まれている化粧水などで日ごろからバリア機能を高めることを狙うと良いでしょう。