QuSome®ハイドレーションコンプレックス
アクアタイド、アリスチンなど、4種類の美容成分を含む独自の複合成分です。角層のすみずみまで入り込み、うるおいを保って肌をなめらかにするだけでなく、うるおいを蓄える力を高めます。
構成成分
アクアタイド
肌のダメージをリセットしてうるおいを保ちながら、ストレスを溜めない肌へ導く成分です。天然保湿因子をヒントに開発された次世代ペプチドになります。優れた保湿力や肌のバリア機能の強化、抗酸化効果が確認されています。また、オートファジーを誘導し、肌ストレスを迅速に除去して再生を促したり、肌ストレス耐性を向上させ適切な状態を維持しやすくしたりする作用があります。
図:【試験概要】被験者6名(平均年齢28.9歳)の前腕内側に0.02%ヒアルロン酸配合クリーム及び0.005-0.05%アクアタイドペプチド(製品原体)配合クリームを塗布。塗布前、4,8,12時間後に、Corneometerによって保湿効果を評価した。
アリスチン
抗酸化と抗糖化を作用するよう設計されたペプチドです。コラーゲンなど、肌の弾力をもたらす成分を酸化や糖化から保護・修復することで、ハリのある引き締まった肌やフェイスラインを実現する成分です。過酸化脂質をアルコール体に変換して無毒化、フリーラジカルを除去することで、タンパク質の分解やコラーゲンの劣化を防ぎます。また、前述したようにコラーゲンやタンパク質を糖化反応から守るだけでなく、既に糖化されたコラーゲンを元に戻す脱糖化を行うことで、糖化を極力抑えます。さらに、皮膚炎症の減少やコラーゲン産生の促進する働きもあります。
コラーゲン
コラーゲンはタンパク質の一種で、皮膚や骨・軟骨を構成する大切な存在です。保湿効果に優れ、肌表面でしなやかな膜を作る事で肌を保護します。
コラーゲンは分子量が大きいため、通常は肌へ浸透せず、肌の表面で保護膜として作用します。しかし、加水分解により低分子化した“加水分解コラーゲン”は浸透性があり、肌の中でも保湿作用をもたらします。
ヒアルロン酸
1gで6L水を保持できるほど、保湿力に優れた成分です。また、水に溶かすとしなやかな粘りが出るため、その特性から化粧品の感触改良用途で使われる事もあります。
ピックアップ解説
アクアタイド
2016年のノーベル医学生理学賞を受賞した研究「オートファジー」は、記憶に新しいところです。オートファージは、細胞の自食作用といわれ、スキンケアの観点においては、不要となった肌細胞(角質)を排出するターンオーバーと捉えると分かりやすいでしょう。オートファジーが適切に働かないと、排出されるはずの肌の汚れや古い角質が残り、必要な肌細胞や成分の生成が妨げられ、肌トラブルを引き起こします。アクアタイドは、保湿力や抗酸化作用だけでなく、オートファジーを誘導する効果もある『医療型ペプチド』と称される成分なのです。
ひとこと解説
QuSome®ハイドレーションコンプレックスは、アリスチンなどで、肌の酸化や糖化を防ぎ、加水分解ローヤルゼリータンパクを取り入れることで、うるおい成分の生成を高い状態のまま整えるケアが実現します。これらの成分によって、保湿するだけでなく、肌が本来持つ機能性を高めるアプローチが可能となります。また、アクアタイドのような「医療系」といわれる成分は、化粧品業界において今後ますます製品に取り入れられていきます。医療系の成分に着目しながら、細胞単位でのスキンケアを心がけてみると、年齢に負けない肌を手にすることができるでしょう。